2012年6月2日土曜日

新田次郎の愛した噴火が生んだ洞爺湖温泉


新田次郎の愛した噴火が生んだ洞爺湖温泉

山岳小説で知られる直木賞作家の新田次郎の作品に
昭和新山という作品があります。
洞爺湖湖畔にある有珠山の寄生火山として活動を始めた
昭和新山の観察と保護に半生をかけた三松正夫を主人公とした作品です。

周囲46キロにも及ぶ円形カルデラ湖である洞爺湖は、
複数の寄生火山に囲まれています。
その中のひとつ昭和新山を科学報告書のような形で
この作品には描かれています。



当地は昭和30年から観光対象となりましたが
ほどなく観光ブームが訪れ、その人気は一気に全国区となりました。
北海道三大景観の一つに数えられる「洞爺湖」は国立公園にも指定されており、
明治43年(1910)、有珠山の寄生火山である四十三山(よそみやま)
の噴火活動によって温泉が湧き出し、
大正6年(1917)、温泉地として開業しました。
2010年は開湯100年に当たります。
蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山を望む風景や、火山などの自然、
体験施設なども満喫でき、年間3百万人もの観光客が訪れる
人気の温泉地として発展しています。
すべすべした肌ざわりで胃腸病や慢性筋肉リウマチにも効用があるそうです。

ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

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